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読書感想#8 思考の整理学

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勧める声をずっと聞き流していた本です。

何事も食わず嫌いはもったいないと実感しました。

94歳の外山氏は、人生100年時代を体現している大家のひとり。

読んでる最中から思わず、別の作品をポチりました。文庫化されているものばかりで、懐に優しいです。

 

本書は、全項目唸りました。

全項目響くって相当ですよね。久々にバイブル本を発見した気分です。子どもがもう少し大きくなったら贈ります。上の子は、もう小学1年生だし、下の子にだって言って聞かせるエッセンスはありそうです。

 

◾︎グライダー人間

学校が、自分で飛ぶことができない「グライダー人間」養成所になっているという指摘。

当時から言われていたことに驚きました。

僕自身、グライダー人間として過ごした期間があると自覚しています。後悔はありません笑

子どもたちには、何かに興味をもって、自分で考えてトライして、失敗して、成長して欲しいなと思います。

 

◾︎朝飯前

考えるには、朝飯前がよい。腹にモノを入れると眠くなって具合が悪い。

昼食を抜く人、増えてますよね。

あるあるなんですが、外山氏の凄いところは、朝飯前のゴールデンタイムを1日2度作ってしまうところ笑

朝起きて仕事して。さっと食事して居眠って。夕方前に起きて、また朝飯前のゴールデンタイム。

この静かな豪腕さに惚れました。この発想は活かせます。

 

◾︎つんどく法

知識のインプット時。テーマに関連する本を集めるだけ集める。そして、片っ端から読んでいく。多少のメモはとっても、ノートだカードはとらない。

本書には、ノートやカードによる整理法もたくさん書いてありますが、対比的方法として紹介されている「つんどく法」。

1冊目は大変だけど、3冊目くらいから重複箇所がでてきて、これが定説らしいとわかる。前の本と異なる箇所は、諸説わかれていると理解できる。

ひととおり読み終えたら。一気にまとめる。まとめたら忘れてしまう。忘れないとまた次のインプットができない。それでも、いくつかのことはいつまでも残る。それは、その人間の深部の興味・関心とつながっているから。忘れなかった知見により、ひとりひとりの知的個性が形成される。

この豊かさに惚れました。

 

他にも、思考のカクテル、セレンディピティなどなどワクワクする話が多くありました。

 

しばらく外山氏祭りになりそうです。

 

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)