#20 土井雪弘の世界で戦うためのロード・バイクトレーニング 土井雪広
※ネタバレあります。
同い年のアスリート、土井雪広。
世界で戦った経験をもとに、ノウハウを披露してくれています。
語りかけるスタイルで、愛がありますw
なぜバイク本か?
僕はこのところバイク練を取り入れています。来年4月26日のUTMFと10月初めのKOUMIに向けて、限られた時間でベースアップするために、決めたことです。
トラック練や坂練も行いますが、まだ自分のフォームやカラダの使い方に自信がなく、怪我のリスクを気にしながら行っています。
もちろん、バイクについてもリスクはありますが、体重が乗る着地衝撃がないぶん、怖さは小さいです。
バイク練といっても、ジムトレのみ。ジムによって、置いてあるバイクの種類が違います。
僕のお気に入りは、ワットバイク。おそらくロードバイクにちかいポジションをとることが出来ています。加えて、左右差をリアルタイムで見ることができて、バランスを意識することができます。パワーがワットWで見えるし、心拍も管理しやすいので、ゲーム感があります。
自転車乗りはどんな練習をするのかな?という好奇心から、本書を読みました。
内容としては自転車特有の情報も多いですが、
普遍的なメッセージも数多くあり、印象的な言葉を紹介します。
・繰り返すけれど 、日本人のフィジカルは決して弱くない
・パワーメーターに表示される数字だけならば 、日本のホビーレーサーにも 、ヨーロッパのプロ並みのスペックを持つ人は実はいくらでもいる 。でも 、その 1 5 0 0 Wは 、適切なタイミングと場所で繰り出さなければ勝てない 。
→フィジカルが〜スピードが〜パワーが〜ではないよ、と世界で闘ってきた人が言っています。
・ヨ ーロッパ人選手が強いのは 、走り方を知っているからだ 。
→僕も100マイルの走り方を知って、煮詰めていきたいです。
・当たり前のことの積み重ねが 、あのプロのレ ースを作っている。
→希望のメッセージ。当たり前のことを積み重ねていこうと思います。
そして。
・走る理由は 、完全に個人的なものだ 。他人が走る理由は 、僕にはわからない 。
けれど 、ひとつだけ言えることがある 。
それは 、今の問いは 、苦しい場面でこそ重要だということだ 。
自分への問いかけを忘れてはならない 。
あなたはなぜ走る?