読書感想#24 月刊フットボリスタ 特集ケガとともに生きる
ふらっと立ち寄った書店でみつけ、タイトルに惹かれペラペラめくったところ、各ページから気持ちが伝わってきたので、購入しました。
おそらく、人生で初めてサッカー雑誌を買ったかと思いますw
内容は、現役選手がケガと向き合う事例集。
20事例あります。
正直、僕のベースの知識が不足しており、インプットしきれません!
治療に携わっている方、ケガやリハビリに詳しい方が読むと、きちんとした感想が得られる気がします。
僕はボチボチと言葉の意味を調べながら読み返そうと思います。
ケガというテーマからスポーツをする者にとっては読み進めにくい内容ですが、日々のヒントになるエピソードが多いです。
20事例で、ケガを境に変えたこと・変わらなかったことについて共通点がありました。
◼︎変えたこと
・考え方(プレースタイル、貢献の形)
・食事
・睡眠
◼︎変わらなかったこと(変えなかったこと)
・サッカーへの情熱、喜び、楽しみ
その他、トップクラブにおける最新の治療・リハビリ事情が書かれています。
こんな選手や。
こんな話や。
「深部感覚」というワードまで。
以下、強烈な文を抜粋。
・今日、バランスのとれたメンタルが神経系を活発化させ、打撃に先回りして体を防御する能力の存在を疑う理学療法士はほとんどいない。
・サッカー好きの筋肉は裂けない。
・自分自身と調和し世界と調和しているアルピニストは滑落することはない。すべての登山事故には心理的な要因がある。- ラインホルト・メスナー
イタリアの登山家。通称『人類史上初の8000メートル峰全14座完全登頂(※無酸素)』
脱線しますが、本誌にも登場するメスナーの言葉。伝説の登山家とは言え、こういうことを言う胆力は凄いです。リスクをとって自分の言葉で表現する。警鐘も鳴らしている。
この他にも、鍼灸師としてドイツのサッカークラブに帯同する日本人の話しや、アスリートとメンタル障害、ケガをしないスプリント、リハビリのピリオダイゼーションなどなど、盛りだくさんです。
これを1,000円で売るのはもったいない!