家から一番近い裏山、富士山吉田口が6月末で閉山する。
中の茶屋~馬返し間の車道には
柵が設けられ、閉じられるようだ。
違和感をひとつ。
富士山観光というワードがあるように
富士山は観光資源として扱われている。
ゆえにスカイツリーを閉じるかのような感覚で
「富士山閉山」という言葉が出歩くのだろう。
個人的には、
完全な人工物であるスカイツリーのように富士山を扱うことに違和感を覚えている。
そりゃあ、富士山だって完全な自然ではない。
アスファルトの林道はあるし、
登山道だって人工物と言っていい。
だけど度合いは全く異なる。
裏山に設置されたアルミ製の柵と監視カメラ。
遠慮はいらないが、山と信仰への配慮はなされたか?
もうひとつ。
閉山は三密をさけるコロナ対策と
落石防止などの登山道整備とされている。
では、閉山後の戦略はあるのか?
閉山し、ふたたび山を開いたときの戦略は?
それまでと同じようにフリーで人を入れるのか?
どんな戦略を検討しているのか興味がある。
自分ならどんな手を打つか?
観光は理解している。
だけど「開疎化」のトレンドに逆らうことは
長期的に見て、誰も幸せにならないだろうし
想像よりも近い明日に無理が来るだろう。
「とりあえず」の閉山だとするとさぶい結果になる。
さて、自分ならどうするだろう?