久しぶりの本紹介です。
作者、ヘンリー・デイヴィット・ソローはこんな人です。
(Wiki先生どうぞ!)
【ウォールデン 森の生活】
代表作のひとつが、『ウォールデン 森の生活』です。
ウォールデン池畔の森の中に丸太小屋を建て、自給自足の生活を2年2か月間送る。代表作『ウォールデン 森の生活』(1854年)は、その記録をまとめたものであり、その思想は後の時代の詩人や作家に大きな影響を与えた。
シンプルでキレッキレの思想家は、森の生活で根を張っていった様子がうかがえます。
この本に限らず、ソロー先生の言葉はいちいち心の奥深くに響いてきます。
ひとつひとつ紹介していきたいのはやまやまですが
今日はいくつかご紹介します。
1.「その仕事は、ほんとうに価値のあるものか?価値のあやふやな仕事に追い詰められることほどくだらないことはない」
ソロー先生は、森での生活において、1年の生活費を30~40日の仕事で賄いました。
トータルで30~40日間程度の畑仕事で1年の生活費を稼ぐとともに、自給自足生活を送りました。
生活が非常にシンプルで今でいうミニマリズムな生活であることもあります。
それ以外の時間を、自分がもっとも費やしたい思索の時間に費やしたのです。
これまた究極の時間術です。
仕事についてのソロー先生の言葉は、いちいち的をついています。
その仕事はほんとうに価値のあるものか?価値はあやふやではないか?
この問いは、重要です。ほんとうに価値のあるものに時間を費やそう、というメッセージです。
2.「美しい絵を買う必要はない。森の中の湖は自然の画廊のように毎日、新しい絵をかけ替えている」
どう見ても詩人です。かっこいい言い回しです。
そして、自然の豊かさを表現しつくしています。
毎日刻一刻と変わる自然のすばらしさに浸りましょう。
3.「真の友人は、付き合いの上手さから生まれるのではなく、見えている同じ世界の深さから生まれる」
これも友人について言い当てています。
真の友人は、付き合った時間とか物理的な距離で生まれるものではないということです。
見ているもの・考えていること、そんなことから真の友人は生まれるというメッセージです。
以上、大変簡単ではありますが、ソロー先生のメッセージを抜粋しました!
代表作「ウォールデン 森の生活」。
少し読みにくい部分もあるので、マンガで読むシリーズもオススメです。
ソロー先生の言葉を、
たいへんわかりやすく現代風のミニマリズム的に編集されたものはこちら。
ミニマリズムに抵抗がある方でも読みやすいはずです。
(ミニマリストではない僕でも読めました)