「NORTH 北へ」の 解説文の感想です。
#12 「トレイルランという巡礼路」角幡唯介
◾︎角幡唯介
僕の中では今をときめく冒険家・作家。
「空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む」は名作。
直近の「極夜行」は今後読みたい。
「NORTH北へ」の解説文。
どストライクでした。
「NORTH」に寄せているので、このタイトルなのかもしれませんが、冒険家の動機が書いてあります。
僕のなかのもやもやを言語化してくれ、かたちある思考に昇華してくれました。まさに冒険家兼作家の仕事。
「思いついてしまった」ことは、過去を汲んだチャレンジであり、苦しくてもやりたくなるよね、と読みました。
挑戦をためらいがちな方やそんなときに背中を押してくれる数ページです。
情熱の源って、「思いついちゃった」感ありますよね。その気持ちに真摯に向き合う属性のひとつが、冒険家なのでしょう。
それが見事に書かれている、名文です。