僕らの情熱

ワクワクする人生を。

言葉のあるボクサー

相手のほうがパンチがある。僕は顎が弱い。彼は顎が強い。僕はパンチがない。だから、僕が勝つんだ。ー畑山隆則

 

青木真也著「ストロング本能」にて知りました。

僕は毎試合テレビでみていたし、好きなボクサーのひとりですが、まさかこんな名言を残していたとは!

 

それもあの坂本戦で!相手=彼=坂本です。

 

勝負の面白さが凝縮された名言で、心の糧になる言葉が増えました。

 

ブラックホール現象

皆さんご存知かと思います。

 

ロングラン、ロングレース後に訪れるあの現象です。

 

いくらでも食べられるモード!

 

胃の状況によって、食べるものを選ばざるを得ないこともありますが、お腹いっぱい食べても数時間後には腹ペコモード!

 

いつからかブラックホール現象と呼ばれているアレです。

 

僕はこの現象がたまらなく好きですw

 

8時間を越えてトレーニングを行うと、起こりやすいです。

12時間を越えるとまず起こります。

BtoBもまま起こります。

100マイルレース後は、今のところ100%です。(といっても3本だけですが)

 

本能なんでしょう。

 

僕は長い練習のときやレースのときは、ほぼきっちり30分おきにジェルをひとつとります。

固形物は胃を傷つけそうで摂りません。

カロリー計算上は、そんなに収支マイナスではないと思います。

 

しかし走った後に訪れるあの現象。

 

食べても食べても、腹ペコモード!

 

この本能感がたまらなく好きです。

 

たぶん脳の飢餓スイッチが入るのでしょう。

とりあえず食っとけ!という生存本能。

 

長い時間山を走ることは、走っている最中も、走った後も、自分の本能を感じることができるので、大好きなんだろうと思います。

読書感想#24 月刊フットボリスタ

 

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読書感想#24 月刊フットボリスタ 特集ケガとともに生きる

 

ふらっと立ち寄った書店でみつけ、タイトルに惹かれペラペラめくったところ、各ページから気持ちが伝わってきたので、購入しました。

 

おそらく、人生で初めてサッカー雑誌を買ったかと思いますw

 

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内容は、現役選手がケガと向き合う事例集。

20事例あります。

 

正直、僕のベースの知識が不足しており、インプットしきれません!

治療に携わっている方、ケガやリハビリに詳しい方が読むと、きちんとした感想が得られる気がします。

僕はボチボチと言葉の意味を調べながら読み返そうと思います。

 

ケガというテーマからスポーツをする者にとっては読み進めにくい内容ですが、日々のヒントになるエピソードが多いです。

 

20事例で、ケガを境に変えたこと・変わらなかったことについて共通点がありました。

◼︎変えたこと

・考え方(プレースタイル、貢献の形)

・食事

・睡眠

 

◼︎変わらなかったこと(変えなかったこと)

・サッカーへの情熱、喜び、楽しみ

 

その他、トップクラブにおける最新の治療・リハビリ事情が書かれています。

 

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こんな選手や。

 

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こんな話や。

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「深部感覚」というワードまで。

 

以下、強烈な文を抜粋。

・今日、バランスのとれたメンタルが神経系を活発化させ、打撃に先回りして体を防御する能力の存在を疑う理学療法士はほとんどいない。

 

・サッカー好きの筋肉は裂けない。

 

・自分自身と調和し世界と調和しているアルピニストは滑落することはない。すべての登山事故には心理的な要因がある。- ラインホルト・メスナー  

ラインホルト・メスナー  

イタリアの登山家。通称『人類史上初の8000メートル峰全14座完全登頂(※無酸素)』

 

脱線しますが、本誌にも登場するメスナーの言葉。伝説の登山家とは言え、こういうことを言う胆力は凄いです。リスクをとって自分の言葉で表現する。警鐘も鳴らしている。

 

この他にも、鍼灸師としてドイツのサッカークラブに帯同する日本人の話しや、アスリートとメンタル障害、ケガをしないスプリント、リハビリのピリオダイゼーションなどなど、盛りだくさんです。

 

これを1,000円で売るのはもったいない!

 

月刊フットボリスタ 2019年4月号

月刊フットボリスタ 2019年4月号

  • 発売日: 2019/03/12
  • メディア: 雑誌
 

 

 

 

 

 

 

強烈な成功体験

先日、ある信頼できる先生と話していて言い当てられたことがある。

 

僕があるランにまつわるエピソードを話し、そのメンタルに焦点をあてたときのこと。

 

「別府さんは自分のメンタルを気にしているんじゃないかな。いまの話でメンタルについて話すということは。」

 

指摘されて、ハッとした。

 

僕は社会に出るための就職活動をさかいに、強みはメンタルですと言い続けてきた。

それこそ十数年。

それはただ、苦しまぎれの自己紹介だった。

引きこもっていた僕は、自分の強みがわからなくて整理もできず、強みはメンタルだとでっちあげたのだ。

メンタルなんて外見でわからないだろう、強みはメンタルだと信じて本音として発言すれば、本当のところはわからないだろうという浅はかな考えだった。

 

浅はかだったが、ずっと言い続けたら僕も周囲も暗示にかかった。なんだか比較的タフだと思えてきた。きみはタフだね、と評価していただける機会も増えた。

 

でも僕は、今もメンタルを気にしている。

冒頭の先生は、僕に強烈な成功体験がないことを知っていたようだ。

 

そして、先生は言ってくれた。

 

「だから、別府さんには一度強烈な成功体験をさせてあげたいんだよ。そのためにやってるんだよ」

 

メンタルが強いって何だ。

 

何かに自信を持っている状態だろうか。

 

だとすれば、強烈な成功体験を得れば良いのか。

 

強烈な成功体験を得るには、あれだけやったんだと心から思える準備をしたうえで、運を味方につけるのか。

 

答えは、成功した後にしかわからない。

 

結果を出したい。

 

 

 

 

超高性能センサー

僕には心から頼りにしている「治療」院の先生が2人います。(「治療」以外の頼りにしている先生も居るのですが今日は割愛します)

ひとりは、「内田治療院(東京都北区)」の常松先生。

僕と同い年で、鍼治療のスペシャリスト。

僕は2014年に30歳の誕生日をきっかけに走り始めました。

ゆるゆるペースで距離を伸ばしていき、半年後の秋には月間460km走りました。(ほぼすべて河川敷のロードゆるランです)

いくらゆるランとは言え、カラダにダメージが積もったのでしょう。アキレス腱が痛み出したんです。痛みが長引いたため、ネット検索で辿り着いたのが、内田治療院でした。

以来、担当下さっているのが常松先生です。

同い年ということもあり、あの頃の漫画の話(スラダン、幽白、、)など盛り上がることができる関係。

腕も確か。鍼は深く刺すタイプで効果はテキメンです。アキレス腱のときも、足底のときも、肉離れのときも、シンスプリントのときも助けてもらいました。

指先に超高性能センサーがついています。

鍼の先まで常松先生の神経が通っています。

脱線しますが、僕は治療の他に常松先生に恩が2つあります。

1つ目は、チームに入ることを勧めてくれたこと。僕はずっと独りで走っていたのですが、僕が強くなりたそうにしていることに気づいたんでしょう。

たぶん僕より先に気づいていたと思います。

「別府さん、強くなりたいならチームに入るのが良いですよ」

僕はしばらく(1年くらい?)その勧めを聞き流し、あるときはっきりと独りの僕の限界を感じ、チームの門を叩きました。

2つ目は、北原さんを紹介してくれたこと。僕が同じような目標のある練習パートナーを探していると言うと、「心当たりがありますよー」と北原さんを紹介してくれました。以来、北原さんとは練習を一緒にし、KOUMIではペーサーまでしてもらいました。

常松先生は治療だけではなく、人の心についても超高性能センサーがあるようです。

 

もうひとりは、姫野スポーツ治療院(埼玉県川口市)の姫野先生。

元実業団ランナーで、引退してから(もう20年?)、治療を続けています。あの森下(バルセロナ五輪銀)に帯同していたレジェンドです。

現役時代は、あの宗兄弟を擁する旭化成に所属。自身も全日本対抗駅伝を走るなどご活躍されました。

僕は小谷さん(https://holosrc.com)にご紹介頂き、それからお世話になっています。

治療スタイルは、触診→マッサージ→気になるポイントを鍼治療という流れ。

特にマッサージ中に痛みが引いて、

僕「うお?!まじすか!魔法じゃないですか!」

姫野先生「適当にやってるだけなんですけどねぇ。でも企業秘密ですから誰にも言わないでくださいよ(ニコニコ)」

というやり取りがありますw

当然姫野先生も超高性能センサーがあるわけですが、あるときこんな話をされました。

 

「別府さんね、長い距離は積み重ねです。継続するためには、怪我をしてる場合じゃないんです。一流どころ(おそらく宗兄弟をさしている?)は超高性能センサーがあるんですよ。アレッ?というおかしな予兆を感じとって、サーッと居なくなる。数日後、帰ってくるとまたビュンビュン走るんです。僕らは違ったんです。僕らは、いけるいけるとその日は気持ち良くやり切って、翌朝足もつけない、なんてことがありましたから」

 

TOMOさんの「アリの一撃」というセオリーも、センサーと対処のセオリーです。

 

超高性能センサーを巡る旅。

 

ずっと続く旅になりそうです。

 

制約の魔法

ユダヤ人が編み出した魔法。

 


それは「制約」です。

 


ユダヤ教は制約が多いそうです。

 


毎週土曜日は「安息日」といって

生産に繋がることは

一切、やってはいけない。

 


安息日があるから

それまでに仕事を終わらせないといけない。

 


だからユダヤ人は

仕事のスピードが早い。

 

 

 

また、

「安息年」などというものもあります。

 


7年ごとの周期の最後の年の1年間は、

ユダヤ人は所有する土地で

一切の作物を育ててはいけないそうです。

 


農家はどうしたらよいのか考えます。

 


1年間、農業できない。

 


考えて考えて、

1年間、土地をイスラエル人に売却したそうです。

 


そしてイスラエル人が

作付けをして利益を折半する。

 


そして1年後に買い戻す。

 


制約が多いので

それをなんとかするために

頭を使って新しい仕組みを

どんどん生み出します。

 

 

 

考えてひねり出す。

 

 

 

制約は知恵の源泉で、あたかも魔法のようです。

 

 

そうだ。

苦しいときほど、ひねり出そう。

 

失敗ではなくギャップがあっただけ

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(DNFギャップ画像)

 

失敗という言葉は見るのも嫌ですw

僕にとってイメージが悪い言葉です。

 

失敗は成功のもと、とか、失敗は挑戦の証で挑戦は成功のもと、とか、こねくりまわしても払拭できないので、僕は失敗という言葉を捨てました。

 

かわりにギャップという言葉を少し格好つけて使っています。

 

レースや練習、何かがうまくいかなくても、それは失敗ではないです。ただギャップがあっただけ。

目標(予想)と現実にギャップが発生しただけなんです。

 

そしてそのギャップこそが、伸びしろの正体です。

 

また、ギャップが発生するだけのトライをしたということです。

ギャップが発生しない計画は、計画とは呼べません。それはただの予定です。(メザシの土光さんの言葉を改変)

 

上手くいった、というケースも幸せなことですが、それは単に予定をこなしただけかもしれないということに注意が必要なのでしょう。

 

ギャップが発生すると、目がキラキラする人。

僕の理想のひとつです。

彼らはギャップが発生するとすぐに、目をキラキラさせて現状を把握し、解決を試みる。解決と前後して、ギャップが発生する可能性がある計画を立て、トライする。

 

それを繰り返して、夢を叶える。

やりたいことをやってのける。

 

僕はそういう人たちとの出会いに恵まれていて、感謝しています。