僕らの情熱

ワクワクする人生を。

超高性能センサー

僕には心から頼りにしている「治療」院の先生が2人います。(「治療」以外の頼りにしている先生も居るのですが今日は割愛します)

ひとりは、「内田治療院(東京都北区)」の常松先生。

僕と同い年で、鍼治療のスペシャリスト。

僕は2014年に30歳の誕生日をきっかけに走り始めました。

ゆるゆるペースで距離を伸ばしていき、半年後の秋には月間460km走りました。(ほぼすべて河川敷のロードゆるランです)

いくらゆるランとは言え、カラダにダメージが積もったのでしょう。アキレス腱が痛み出したんです。痛みが長引いたため、ネット検索で辿り着いたのが、内田治療院でした。

以来、担当下さっているのが常松先生です。

同い年ということもあり、あの頃の漫画の話(スラダン、幽白、、)など盛り上がることができる関係。

腕も確か。鍼は深く刺すタイプで効果はテキメンです。アキレス腱のときも、足底のときも、肉離れのときも、シンスプリントのときも助けてもらいました。

指先に超高性能センサーがついています。

鍼の先まで常松先生の神経が通っています。

脱線しますが、僕は治療の他に常松先生に恩が2つあります。

1つ目は、チームに入ることを勧めてくれたこと。僕はずっと独りで走っていたのですが、僕が強くなりたそうにしていることに気づいたんでしょう。

たぶん僕より先に気づいていたと思います。

「別府さん、強くなりたいならチームに入るのが良いですよ」

僕はしばらく(1年くらい?)その勧めを聞き流し、あるときはっきりと独りの僕の限界を感じ、チームの門を叩きました。

2つ目は、北原さんを紹介してくれたこと。僕が同じような目標のある練習パートナーを探していると言うと、「心当たりがありますよー」と北原さんを紹介してくれました。以来、北原さんとは練習を一緒にし、KOUMIではペーサーまでしてもらいました。

常松先生は治療だけではなく、人の心についても超高性能センサーがあるようです。

 

もうひとりは、姫野スポーツ治療院(埼玉県川口市)の姫野先生。

元実業団ランナーで、引退してから(もう20年?)、治療を続けています。あの森下(バルセロナ五輪銀)に帯同していたレジェンドです。

現役時代は、あの宗兄弟を擁する旭化成に所属。自身も全日本対抗駅伝を走るなどご活躍されました。

僕は小谷さん(https://holosrc.com)にご紹介頂き、それからお世話になっています。

治療スタイルは、触診→マッサージ→気になるポイントを鍼治療という流れ。

特にマッサージ中に痛みが引いて、

僕「うお?!まじすか!魔法じゃないですか!」

姫野先生「適当にやってるだけなんですけどねぇ。でも企業秘密ですから誰にも言わないでくださいよ(ニコニコ)」

というやり取りがありますw

当然姫野先生も超高性能センサーがあるわけですが、あるときこんな話をされました。

 

「別府さんね、長い距離は積み重ねです。継続するためには、怪我をしてる場合じゃないんです。一流どころ(おそらく宗兄弟をさしている?)は超高性能センサーがあるんですよ。アレッ?というおかしな予兆を感じとって、サーッと居なくなる。数日後、帰ってくるとまたビュンビュン走るんです。僕らは違ったんです。僕らは、いけるいけるとその日は気持ち良くやり切って、翌朝足もつけない、なんてことがありましたから」

 

TOMOさんの「アリの一撃」というセオリーも、センサーと対処のセオリーです。

 

超高性能センサーを巡る旅。

 

ずっと続く旅になりそうです。