とても細かい話ですが、
富士山閉山について息子・娘への伝え方を間違えると
あまり良くない気がしています。
僕の違和感はたった1つです。
・電光掲示板「登れません」の表現
これが教育上よろしくないです。
富士山北嶺エリアの電光掲示板には
この言葉がチラチラ表示されています。
この言葉は「登れない」と決めつけ、従わせようとする圧力の塊です。
正確には県が管理している登山道を使っては「登れません」ということです。
現実的に、息子や娘にとって登山道以外のルート、
つまり道なき道を行くスタイルで登ることは確かに大変難しいことなので
(親としてもそんなことをやりたいと言われたらちょっと困りますがw)
「登れない」状況ではあるんですが、
「~できない」という言葉には一ミリも触れさせたくないのです。
多くの人は「~できない」という言葉を簡単に使いますが
子どもの辞書にそんな言葉はありません。
やりたい=やる
というシンプルな原則があるのみです。
そこには自己責任の原則も紐付きます。
どんな方法で?とか
できるのかな?とか。
子どもたちは、そんな小さなこととは縁のない世界で生きています。
だから日々の生活の中で大変な数の挑戦をして、
猛スピードで成長するのです。
そういう世界で生きている息子や娘、
また多くのこどもの目に「登れません」の言葉はふさわしくありません。
登りやすい登山道が管理者によって閉鎖されていて、他の方法をとるととても登りにくいので登らないという選択をしている、というのが事実です。
「~できない」という意思の選択は、あくまで本人が行うもので、他者が行うものではありません。