2019年のKOUMIは中止となりました。
11(金)12時に開催予定の発表があり、帰宅後妻の僕的名言が飛び出ました。
「あなたが行かないっていう発想はないよw」
ですよねーとお互いの考えを確認。
子どもたちとも、わが家の大原則である「受け入れ、楽しむこと」を確認し合いました。
そして、僕は前日現地入りし、当日朝の中止の発表をうけ、13時の説明会へ。
僕は、小海町のKOUMI100を開催したいという思いがよくわかりました。
KOUMI100だけでなく、スポーツイベントに対する熱意があります。
その熱量は人を惹きつけます。
小海町の環境課の方と話す機会があり、懲りずにまた走りに来てくださいと言われました。
思わず。
「もちろんです!僕は大好きなのでレース以外にも来てますよ!」
と謎のアピールw
彼と話して、僕がKOUMI100をずっと気に入っているのは、彼らの熱意が巡りめぐって伝わってきていたんだとわかりました。
余談ですが、冬のトライアスロン(スケート、スノーシュー、ラン?)もあるそうです。
町長をはじめとする小海町の方々、タッキーさんをはじめとするOSJの方々には、心より感謝しています。
去年はレース翌朝、悔し涙を流しました。
今年は。
大きなザックいっぱいに回収したマーキングテープをつめ、ほかにもいっぱいのマーキングテープで両手がふさがったタッキーさんが会場に戻ったとき、その姿を真正面からみたとき、こみ上げてくるものがありました。
言葉になりませんでした。
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僕はレースも含めて、年に2-3度は小海町を訪れて練習しています。
片道2時間半から3時間かかりますが、僕にとって、その価値があるからです。
特にKOUMI100のコースは、ロード・林道・トレイル(登山道)のバランスがよく、色々な力を試すことができます。
また、晴れた日は、新緑や白樺や苔がキラキラしますし、天狗岳などの八ヶ岳の迫力もなかなかです。
雨の日は、雨の音、川の音、ピチャピチャする自分の足音、野性動物の鳴き声が混ざりあい、ただ前に進むことに没頭できます。
練習やレース後は、近くの八峰(ヤッホー)の湯につかり、ぼーっと八ヶ岳を眺めることができます。
今年は僕にとって5度目のKOUMI。昨年、有力選手たちのトラブルもあり、4位入賞。今年は優勝を目標に整えてきました。しかし、過ぎてみると、優勝確率5%くらいだったなと感じています。
初めてチャレンジした2015年、僕はDNFしたおかげで、優勝者のゴールを見ることができました。
このとき感じたこと。
すげぇ!
どうやったらあんなことが?!
どんな気持ちなんだ?
かっこいい!
やってみたい!
これが僕の原動力で、それからずっと練習しています。
そして、毎年レース後に時間をかけて、その気持ちに変わりはないか、確認しています。惰性ではやりたくないし、できるはずがないからです。
今年は、帰路の車中で確認作業が終わりました。
やっぱり、僕もあんなことをやってみたい。
来年こそやります。
あんまりもたもたしてると、息子の新太(5)に先を越されます。
帰宅後、彼は開口一番。
「とーちゃん楽しかった?何番だった?」
「レースはなかったんだ。でもとーちゃんは楽しかったよ」
「そうか、よかったなー!!」
彼にも、あの熱意は伝わっていく。