1 ひそかに抱く、大きな望み。また、身分不相応のよくない望み。野望。「政治家になりたいという野心に燃える」「政権奪取の野心をもつ」
2 新しいことに取り組もうとする気持ち。「野心作」
3 野生の動物が人に馴れずに歯向かうように、人に馴れ服さず害を及ぼそうとする心。
僕は、1と2を指して、「大きな夢や目標。新しいことに取り組む気持ち」と思っています。
これがある皆さまは、野心家です。
僕は今年、仕事とトレイルランニングにおいて、何人もの野心家に出会いました。
とても幸運な1年でした。
僕は野心家が好きです。すべての野心が実ればよいと思っています。
さて、野心を叶えるためにはどうしたらよいのでしょうか?
僕は2つあると思います。
1つ目は、人間として変わることです。
もし、今の自分・今の取り組みのすぐ先で野心が叶うならば、変わる必要はないのでしょう。
でもそれは、すでに達成されつつある野心でしょうから、多くの場合は今の自分・今の取り組みを変える必要があるはずです。
では、どうしたら変われるのでしょうか?
野心家の皆さまは、「新年の誓い」のように「決意を新たにする」必要はありません。
野心という決意がすでにあるからです。
以下、大前研一氏の言葉の引用です。
「人間が変わる方法は3つしかない。
1番目は時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目はつきあう人を変える。
この3つの要素でしか人間は変わらない。
最も無意味なのは『決意を新たにする』ことだ。」
野心を具体的な行動に落とし込むにあたり、この3点はとてもシンプルで実践しやすいです。
過去を振り返ると、少なからず当てはまる経験があるはずです。
何はともあれ、1番目の「時間配分を変える」ことです。
これを煮詰めて実践していけば、2番目と3番目は自然とそうなっていくことが多い気がします。
野心を叶えるための2つ目は、挑戦することです。
さて、挑戦とはどんなことを指すのでしょうか?
僕は、「すぐにはうまくいかない、どうやればよいのかよくわからないこと」だと考えています。
抽象的ですねw
例えるなら、「初めてのおつかい」です。
年が明けて、お正月になるとやるTV番組です。(2019年もあるかは未確認ですw)
3〜5歳くらいの子に、初めてのおつかいを頼み、カメラが張り付くアレです。
小さな子にとって、大きな挑戦です。
課題は「××時までに○○を買ってきて」です。
そしてここで、○○を買うには、電車に乗って隣町に行く必要があるとしたら?
これが挑戦でも何でもない人にとっては、「だいたい××時くらいに家でればよいかなー」で実行して終わりです。
でも初めてのおつかいではどうなるでしょうか?
駅までの道順を調べて、歩いてどのくらいかかるか?切符の買い方は?(Suicaの使い方は?)
どのホームに上がって、どの電車にのるのか?
電車から降りたらどの改札からでるのか?
どの出口から、お店までの道順は?、、、。
という具合に、やることを細分化しますよね。
挑戦とは、決して無意識にはできないことを、頭を悩ませて意識的にタスクを細分化し、実行する必要があることを指すのだと思います。当然、それをやったことがある人に教えを乞う必要もあります。
やっと一度挑戦に成功し、何度か成功が繰り返されると、もう切符の買い方を調べる必要はありません。
意識が無意識化された状態です。
もし、日々の取り組みのなかで、初めてのおつかいのように、頭を悩ませタスクを細分化しなければならない局面に出くわしていないならば、挑戦していないということになります。
挑戦し、意識を無意識に落とし込むことを繰り返すことも、野心を叶えるために必要なことだと思います。
カウントダウン前に、長々と偉そうにw
野心家の皆さまにとって、どうか素敵な1年を!
僕も頑張ります。