昨年のKOUMIでのこと。
レースの翌朝、ふと涙があふれて止まらなかった。
何だこれ?と思う。
やっと涙が止まってから、これが悔し涙なんだとわかった。
という話を、レース後周囲にしていました。
が!
日に日にどうも腹落ちしていない感が出てきました。
優勝した選手の表彰式での連覇宣言が悔しかったなと思うようにしていたのですが、
これまでの自分を振り返るに、人との勝負で涙したことはないのです。
そんな負けず嫌いな性格ではないと、34年付き合ってきた自分のことですから、わかっていたのかもしれません。
それでもなお、負けず嫌いな新しい自分に出会えたのかもしれないな、なんて思うようにしていました。
が!
やっと謎が解けました。
ふっと思い出したのは、レース前日のことです。
受付を済ませ、ペーサーの北原さん・家族との会話です。
妻「本当ありがとうね。明日はよろしくお願いします」
北原さん「安心してください。明日は【優勝】させます」
優勝。
謙虚な彼が言ってくれるとは思っていなかったのです。
日頃の練習や事前MTGで、僕があわよくばと話してはいましたが。
嬉しいと同時に、まだ優勝するだけの自信がないことに薄っすら気づいたのです。
自信とは準備です。
涙の理由は、やれるだけのことはやったと心から思えなかったことが悔しかったのだと考えています。
やれるだけのことはやったと思えなかったな。
その思いを得るには、準備にも挑戦が必要です。
やりたい準備・やるべき準備を整理して、選んで(捨てて)、実行して、フィードバックを得て。
限界をこえてそれを繰り返せば、僕も強い思いを得ることができるでしょう。
怪我をせず、日々フレッシュであることを前提に。