#19 成功する練習の法則 最高の成果を引き出す42のルール ダグ・レモフ
本書は、練習の大切さとその方法を記した本です。
僕にとって、どストライク本です!
スポーツだけでなく、ビジネス・医療・アートとさまざまな分野で共通するエッセンスがまとめられています。
そして、実践者・指導者とどんな立場から読んでも気づきが得られる内容になっています。
僕はもっぱら、トレイルランニングに活かせる要素を意識して読み進めました。
いくつかご紹介します。
◾︎ルール2 最大の価値を生む 2 0パ ーセントに集中して取り組む
パレートの法則を前提としたものです。時間はある程度限られているので、たしかにその通りです。
でもどうやって???
↓
◾︎ルール9 ゲ ームを分析する
対象を分析することだそうです。僕の場合は、トレイルランニング。それも100マイルというカテゴリー。もっと限定すれば、4月末のUTMFと10月初めのKOUMIというレース。どんなゲームなのか、因数分解しまくりましょう。
◾︎ルール10 スキルを分離して個別に練習する
実践練習よりもまずは反復練習。試走よりも日々反復練習が可能な個別スキル。
(関連 ◾︎ルール7 実戦練習ではなく反復練習でこそ上達する ◾︎ルール12 スキルを統合して練習を本番に近づける)
◾︎ルール13 練習計画を立てて修正する
質の高い練習は、計画なしにはありえない。綿密に計画する。
そして…。
◾︎ルール3 無意識にできるようになるまで徹底する
◾︎ルール4 無意識にできるようになれば 、創造性が解き放たれる
無意識にできることが増えれば、他のことに意識を向けることができるようになります。僕の場合、たとえば、登りを無意識にエスカレーターのように登ることができたら、自分の身体の変化やレース展開など他のことにもっと意識を向けることができるようになります。
「創造性が解き放たれる」という表現が、少しくすぐったいですが、格好いい。
などなど。この後さらに、「手本」だけで6ルール、「フィードバック」についても7ルールあります。
・完全な手本をしめす
・手本をまねる
・ビデオをつかう
・フィードバックのループを短くする
・少数のポイントに集中する
などなど。
もしそれが、言われてみればそうだよねということだとしても、しっかり実践しているか?
そんな問いをもって、ワクワクしながら読み進めることができる、どストライク本でした。
あとは。
やるかやらないか!です。